リンパ管腫〔りんぱかんしゅ〕
リンパ管が増殖したものです。粘膜の表面にできたものは半透明のつぶつぶ状が特徴ですが、深いところにできたものは境界がはっきりしないやわらかなふくらみとしてみられます。舌、くちびるに多くみられます。リンパ管腫は毛細リンパ管腫、海綿状リンパ管腫、嚢胞(のうほう)状リンパ管腫に分類されます。
幼児期から増大し、巨舌症、巨唇症、巨頬(きょきょう)症になることがあります。炎症を併発すると、一時的にいちじるしくはれることがあります。治療は小さいものでは外科的切除をおこないますが、大きいものでは分割して切除をおこないます。また、嚢胞状リンパ管腫では、硬化療法として抗悪性腫瘍溶連菌製剤の局所注入療法をおこなうことがあります。
幼児期から増大し、巨舌症、巨唇症、巨頬(きょきょう)症になることがあります。炎症を併発すると、一時的にいちじるしくはれることがあります。治療は小さいものでは外科的切除をおこないますが、大きいものでは分割して切除をおこないます。また、嚢胞状リンパ管腫では、硬化療法として抗悪性腫瘍溶連菌製剤の局所注入療法をおこなうことがあります。
(執筆・監修:東京大学 名誉教授/JR東京総合病院 名誉院長 髙戸 毅)
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