静脈奇形〔じょうみゃくきけい〕

 薄い青色または赤色の隆起(りゅうき)した病変で、これまで海綿状(かいめんじょう)血管腫と呼ばれていたものを含みます。血管壁の低形成などによって、静脈の直径が拡張した疾患です。


【治療】
 小さい病変は手術で切除します。大きい病変の場合は、病変に血液を送る血管に詰め物をする塞栓(そくせん)療法や、薬剤の注入によって病変を固める硬化療法を組み合わせて治療します。

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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