社会性の発達

 3歳をすぎると友達と遊べるようになります。社会に適応して自分らしく生きる基本は社会性の発達です。親との信頼感、見守られているという安心感は、社会性の発達の基本です。子どものペースを見守りながら、いっしょに遊ぶ、本読みをする、片言を聞いてやるなどがとても大切です。
 社会性とは、状況をみてなんとなく判断できる能力、他児と衝突せずにかかわれる能力、社会のふつうのことを受け入れられる能力、を指します。他児とのかかわりかたに問題がある(突き飛ばすなど)、独り遊びのほうが好き、集団行動ができない、大声で泣きわめく、すぐにパニックになる、等があれば、小児科の専門医に相談してください。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授 桃井 眞里子)
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