新型コロナウイルス感染症法上の位置付けが「5類」に移行した後の感染動向を巡り、厚生労働省は27日、「定点把握」と呼ばれる新たな集計方法に基づく感染者数の公表を5月19日から始めると発表した。
 厚労省はこれまで全ての患者情報を集める「全数把握」を実施してきたが、「5類」への移行に伴い5月7日に終了。毎日の新規感染者数の公表は翌8日が最後となる。
 8日以降は全国約5000の医療機関から報告を受ける「定点把握」に基づき情報を収集する。厚労省と国立感染症研究所のホームページで、1カ所当たりの平均患者数などを週1回のペースで公表。厚労省によると、1回目は5月8~14日の感染者数を同19日に公表するという。 (C)時事通信社