【パリ時事】世界保健機関(WHO)は4日の専門家会合で、2020年に出した新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、解除の是非を協議した。結果は近く公表される見通しだ。
 会合の冒頭、テドロスWHO事務局長はコロナ感染に伴う死者数の減少傾向が続いていると指摘し、「大半の国で生活が『正常』に戻った」と歓迎した。ただ、ウイルスの変異を巡る先行き不透明感は根強く、感染状況がどのように変化していくかを見通すのは困難だとも認めた。 (C)時事通信社