12日午前の東京株式市場で、製薬大手エーザイの株価が上伸し、前週末比200円(1.9%)高の1万0790円と年初来高値を更新した。米医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が正式承認するよう勧告したことを受け、来月にも正式承認の可能性が高まり、買い注文が集まった。
 レカネマブは、早期のアルツハイマー型認知症患者を対象にした新薬。脳内に蓄積し病気の原因になるとみられるタンパク質を除去し、症状の進行を抑制する効果が期待されている。 (C)時事通信社