政府は20日の閣議で、2023年版の高齢社会白書を決定した。65歳以上の高齢者のうち、40代以前から栄養バランスの取れた食事運動などをしている人の半数近くが今の健康状態を「良い」と答えた調査結果を紹介。こうした健康への心掛けを始めた時期が遅い人ほど、「良い」の割合が減少した。
 調査は22年10~11月、全国の65歳以上の男女4000人に郵送で実施。2414人が回答した。
 現在の健康状態を「良い」と答えた人の割合は、健康への心掛けを始めた年齢が「40代以前」で45.3%、「50代」で37.6%、「60代」で28.6%、「70代」で19.8%。1年以内に地域の行事など社会活動に参加した人では39.4%と、参加していない人より17.5ポイント高かった。 (C)時事通信社