厚生労働省は23日、全国約5000の定点医療機関から6月12~18日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者は、計2万7614人だったと公表した。医療機関1カ所当たりの平均は5.60人で、前週(5.11人)の1.09倍とわずかに増加した。都道府県別では、沖縄が28.74人と突出して多かった。
 厚労省の担当者は「緩やかな増加傾向が継続している。沖縄は増加幅が大きく、さらに感染者が増える可能性がある」としている。
 都道府県別の1医療機関当たりの感染者数は、最多の沖縄以外はいずれも1桁で、鹿児島(9.60人)、千葉(7.57人)と続いた。最少は秋田の2.81人。新たに入院した全国の患者数は4417人で、前週から67人減った。 (C)時事通信社