新型コロナウイルスの感染拡大に備え、事前に病床を確保した医療機関に支給してきた「病床確保料」について、厚生労働省が10月以降は感染拡大時に限って支払う方向で検討していることが30日、政府関係者への取材で分かった。ゾコーバなど高額な新型コロナ治療薬に関しても、患者に自己負担を求めることを検討している。
 病床確保料は、大学病院などの重点医療機関では集中治療室(ICU)で1日1床当たり43万6000円、一般病床で7万4000円を支給。新型コロナ感染症法上の位置付けが「5類」に変更されたことに伴い、5月からはいずれも半額に減らしていた。 (C)時事通信社