【ビジネスワイヤ】中国のバイオ医薬品企業シノバック・バイオテックは、新型コロナウイルスの中和抗体注射剤「SA55」が第2相臨床試験に進んだと報告した。SA55はウイルスの中和効力が高く、オミクロンとその系統株への効果が研究で判明している。安全性が高く禁忌が少ないため小分子薬に比べて適用可能な患者層が増え、投与後に抗体量が急増し、半減期が長いことから予防薬としても使用できる。臨床試験の暫定結果は今年中に発表する見通し。(C)時事通信社