エーザイと米・Biogenは本日(12月13日)、日本初のアルツハイマー病(AD)治療薬であるヒト化抗ヒト可溶性アミロイドβ(Aβ)凝集体モノクローナル抗体レカネマブ(商品名レケンビ点滴静注200mg、同500mg)について、中央社会保険医療協議会(中医協)に保険適用が了承されたと発表した。発売日は12月20日に決定し、費用は1人当たり約298万円となる(関連記事:「【速報】レカネマブ承認、日本初のアルツハイマー病治療薬」)。

ピーク時の売り上げ予測は986億円

 今回了承されたレカネマブの薬価は、1バイアル当たり200mgが4万5,777円、500mgが11万4,443円。2週間に1回投与するため、500mgを1年間(26回)投与した場合の薬剤費は1人当たり約298万円となる。中医協の資料によると、市場規模は2031年にピークを迎え、投与患者数は3.2万人、販売金額は986億円が見込まれるという。

(編集部)