能登半島を襲った地震の影響で休校が続いていた石川県輪島市の小中学校のうち、3校が24日、学校を再開した。スクールバス運行事業者が被災したため、徒歩や保護者の送迎などで登校できる児童や生徒が集まり、「友達に会えるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
 市教育委員会などによると、この日再開したのは、門前東小、門前西小、門前中の3校で、計63人が登校した。当面は午前9時から正午ごろまでで、3校合同で門前東小の校舎を使用する。登校できなくても欠席扱いにはならない。
 24日は通常の授業形式ではなく、自己紹介やお互いに声を掛け合う時間を設けるなどし、心のケアを重視するという。 (C)時事通信社