【台北時事】複数の台湾メディアは28日、小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」を原料に台湾の健康食品メーカーが製造したサプリメントを摂取していた70歳の女性が、急性腎不全と診断されていたと報じた。小林製薬の紅麹に絡んだ健康被害が海外にも及んでいる可能性がある。
 台湾の主要紙・聯合報によると、女性は昨年3月に下痢や悪寒などを訴えて医療機関を受診し、急性腎不全と診断された。その後容体が悪化し、5月から人工透析を始めたという。女性は3、4年前から小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを摂取していたという。 (C)時事通信社