消費者庁は19日、小林製薬の紅麹(べにこうじ)製品の健康被害を受け、機能性表示食品に関する有識者検討会の初会合を開いた。審査のない現在の届け出制度や、消費者への情報提供の方法などを議論し、5月末までに意見をまとめる。
会合はオンライン方式で行われ、医師や薬剤師、栄養士ら8人が参加。小林製薬が被害把握から発表まで約2カ月かかったことについて、参加者からは制度の不備を指摘する意見が出たほか、「不純物の混入など異常検知のシステムがなかったのではないか。より厳しいルールが必要だ」とする意見もあった。
一方で、「利用しやすい制度があることで行政が速やかに問題を把握できる」として、規制強化に抵抗感を示す参加者もいた。 (C)時事通信社
機能性表示食品巡り初会合=有識者検討会―消費者庁
(2024/04/19 14:10)