厚生労働省は8日、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に関し、国家公務員の3月分の利用率が5.73%だったと明らかにした。同時期における全国民の利用率5.47%をわずか0.26ポイント上回った。政府は現行の健康保険証を12月2日に廃止し、マイナ保険証に一本化する方針。しかし、依然として利用が進んでいない実態が浮き彫りとなった。
 公表したのは、国家公務員とその家族が加入する国家公務員共済組合のマイナ保険証の利用率。府省別では、最も高かった総務省でも10.31%にとどまり、マイナ保険証を所管する厚労省は6.49%、最も低い防衛省は3.54%だった。 (C)時事通信社