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ジェリクルとアース製薬とはMA-T System (R)とテトラゲル技術を組み合わせた新技術の共同開発検討を開始

ジェリクル株式会社
テトラゲルを用いた医療革新を目指す東京大学発のバイオベンチャー企業であるジェリクル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:増井 公祐、以下「ジェリクル」)とアース製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:川端 克宜、以下「アース製薬」)は、MA-T System (R)とテトラゲル技術を組み合わせた新技術の共同開発検討を開始いたしましたので、お知らせいたします。




本検討では、アース製薬の有するMA-T System(R)とジェリクルの有する様々な物性(分解時間、弾性率、薬剤徐放スピード等)を自由自在にコントロールできるテトラゲル技術を掛け合わせることで、MA-Tの物性をコントロールした新規製品開発を目指します。二社のそれぞれの技術の強みを活かした最先端の取り組みに挑戦して参ります。

【MA-T System(R)とは】
MA-TSystem(R)とは、Matching Transformation System(R)の略で、革新的な酸化制御技術です。MA-T System(R)により亜塩素酸イオンから必要時に、必要量の活性種(水性ラジカル)を生成させ、流行性ウイルスをはじめとするウイルスの不活化、種々の菌(細菌)の除菌を可能にしたものを『要時生成型亜塩素酸イオン(R)水溶液』と呼び、感染制御分野において広く活用いただけています。また、現在MA-T System(R)は医療・新薬開発分野、農業・林業分野、エネルギー分野など、幅広く応用が期待されている技術です。

【ジェリクルが抱えるテトラゲル技術について】
テトラゲル技術とは東京大学工学部の酒井崇匡教授が生み出した新しいゲル技術です。4分岐構造を持ち、お互いに反応する異なる末端を持つ2種類のポリマーを混ぜ合わせる事により、均一な網目構造を持ったゲルを作成することが可能です。



テトラゲルは均一な網目構造を有しているため、従来難しいと言われていたゲルの物性制御(硬化時間、分解時間、弾性率、膨潤率、薬剤徐放スピード等の制御)を可能にし、ゲルにありとあらゆる物性を独立に付与することを可能にしました。これは酒井崇匡教授がテトラゲルを10年以上研究してきており、Science誌やNature Biomedical Engineering誌を始めとする国内外で190報以上の論文を発表してきた成果です。

このテトラゲルの特性により臨床現場で求められるあらゆるニーズに対応ができるため、ジェリクルでは多くの臨床医と共同研究を進めております。私達はこの革新的技術を活用した医療製品をいち早く世の中に届けるために、医療に関わる多くの領域で、このテトラゲル技術を使って共同開発をする企業と今後もパートナーシップを構築していきます。

テトラゲル技術PV