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中部国際空港セントレアで介助犬の訓練実施!

社会福祉法人 日本介助犬協会
(社福)日本介助犬協会の介助犬の候補犬3頭が中部国際空港セントレア内にてパブリック訓練を実施した。介助犬は使用者と共に公共施設を利用する為、訓練中に様々な施設でのパブリック訓練を経験する。


画像提供:中部国際空港

社会福祉法人日本介助犬協会(以下、協会)は、日頃から愛知県内の商業施設や公共交通機関の協力を得て訓練(パブリック訓練)を実施している。東海地方の空の玄関口である中部国際空港セントレアもその一つで、日本の空港で初めて介助犬の訓練の受け入れを開始し、2018年11月には「中部国際空港株式会社」と「社会福祉法人日本介助犬協会」の間で「介助犬訓練のための施設利用」を含めた「提携に関する調印書」への調印を行った。両団体とも、障がいの有無に関わらず全ての人が快適に過ごせる社会の実現を共通理念としている。

画像提供:中部国際空港

11月27日(水)には2年ぶり4回目の訓練実施となり、訓練犬3頭が空港内の店内やスカイデッキをトレーナーと一緒に歩きながら訓練を行った。空港は多くの人が行き交い、飛行機の音が聞こえ、店内に並ぶ商品の間を歩くなど犬たちにとっては様々な刺激がある環境だ。そのような中での訓練は将来の介助犬にとって貴重な経験となるだろう。

画像提供:中部国際空港




担当トレーナーは「介助犬訓練犬たちにとって、飛行機の音や大きな荷物を持った方々など、日常とは異なる様々な刺激がある場所や状況でのトレーニングは必要不可欠です。実際に介助犬になった際には使用者とともに空港や飛行機を利用することも想定され、トレーニングの場を提供してくださることに感謝しています。貴重な機会をありがとうございます。」とコメントした。

画像提供:中部国際空港



介助犬とは

手足に障がいのある肢体不自由者をサポートする。落としたものを拾う、転倒時などの緊急時の連絡手段の確保として携帯電話を持ってくる、靴や靴下を脱がせる、など障がい者のニーズに合わせて介助作業を行う。全国には現在60頭(2024年9月末時点)が活動しており、盲導犬・聴導犬とともに身体障害者補助犬として、障がい者の自立や社会参加を促進する存在となっている。