治療・予防

食品が媒介する寄生虫症=肉、魚はよく焼き、しっかり火を

 ◇渡航時の予防対策

 原虫の感染症で増加傾向にあるのが性感染症の赤痢アメーバ症だ。赤痢アメーバが経口感染して発症し、腸管から全身に回り、特に肝臓で増殖して膿瘍(のうよう)ができる。男性の同性愛者に多く、他のパートナーに感染してまん延するケースも多い。

 海外での寄生虫感染例では、汚染された水やその水で洗った生野菜の飲食、寄生虫を持つ蚊などに刺されるマラリア、貝類のいる湖沼を泳いで皮膚から感染する住血吸虫などがある。

 特に、衛生環境が悪い地域に渡航予定の人は、①渡航者外来などを受診して指導を受ける②スプレータイプの虫よけ薬を持っていく③白っぽい長袖、長ズボンを履いて肌を露出しない④湖沼で泳がない⑤生水、生野菜を口にしない―などの対策が重要だ。

 「帰国後に体調が悪いと感じたら、寄生虫症の感染も疑って病院を受診してください」と、小林教授はアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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