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うま味を活用して減塩 ~おいしさ損なわず(東京大学大学院 野村周平特任助教)~
「塩分の取り過ぎは良くないが、薄味だとおいしくないので続かない」―。そのような思いを覆すとされるのが、コンブなどから得られる「うま…
気付いたら虫歯だらけに ~幼児のランパントカリエス(岡山大学病院 仲野道代教授)~
日本の子どもの虫歯(う蝕)は減少傾向にある一方、口の中の衛生状態が悪かったり、哺乳瓶を長期間使ったりする習慣が原因で、幼児期に虫歯…
旅先で起こる下痢や腹痛 ~経口補水液で予防(浜松医療センター 田島靖久部長)~
旅行先の水や食べ物に含まれる細菌などが原因で、下痢などの消化器症状を起こす「旅行者下痢症」。衛生面が整っていない国に旅行する際は、…
人の顔が覚えられない ~相貌失認(上本町わたなべクリニック 渡辺章範院長)~
アルバイト先の飲食店で、いつまでたっても常連客の顔が覚えられない。学習塾で教えているが、1学期が終わる頃でも子どもたちの顔を識別で…
健康寿命の延伸に ~歯科医師の口や歯のケアで(岩手医科大学 小林琢也教授)~
超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸が課題となっている。岩手医科大学(岩手県矢巾町)歯学部の小林琢也教授は「歯科医師が口や歯のケアに努…
子ども特有の肘の外傷 ~肘内障(久我山整形外科ペインクリニック 佐々木政幸院長)~
肘内障(ちゅうないしょう)は、子どもが手を引っ張られた拍子などに肘の辺りの痛みを訴え、肘が曲げられなくなる小児特有の外傷の一つだ。…
痛む部位に貼らないことも ~全身作用型の貼り薬(福島県立医科大学付属病院 二階堂琢也准教授)~
痛み止めの貼り薬は、肩や首など「痛いところ」に貼るのが通常の使用法だが、肩が痛くても、腰に貼るような「全身作用型」の貼り薬もある。…
まぶたが下がり見えにくい ~眼瞼下垂(愛知医科大学病院 柿崎裕彦教授)~
まぶたが垂れ下がる眼瞼下垂(がんけんかすい)は、視野が狭まることでさまざまな症状が表れる。日常生活に支障が出るようなら治療が必要だ…
多量飲酒による筋肉の損傷 ~アルコール筋症(杏林大学医学部付属病院 竹内弘久講師)~
多量飲酒により筋肉が障害を受ける「アルコール筋症」。あまり聞き慣れない病名だが、杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)上部消化管外…
高齢者の「大敵」肺炎 ~死亡者の98%が65歳以上~
新型コロナウイルス感染症による死亡で、肺炎が注目された。コロナ禍以前から肺炎は高齢者にとって大きな問題となってきた。肺炎の死亡者の…
多様性が健康のカギ ~日本人の腸内細菌(医薬基盤・健康・栄養研究所 国沢純ヘルス・メディカル微生物研究センター長)~
腸内細菌はおなかの調子だけでなく、全身の健康に関わることが分かっている。望ましいのは多種類の腸内細菌がバランスよく存在する多様性の…
おなかの張りやげっぷ ~呑気症(芝大門いまづクリニック 今津嘉宏院長)~
日常的に胃の痛みや不快感を覚えたり、おなかが張ったり、げっぷやおならが頻繁に出たりする呑気症(どんきしょう)。「呑気症という病名の…
若者の「市販薬」乱用 ~死亡するケースも(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 松本俊彦部長)~
近年、10~20代の若者たちの間で、せき止め薬や風邪薬など市販薬の乱用、いわゆる「オーバードーズ(過剰摂取)」が増えている。 厚生…
「マイクロスリープ」が頻発 ~居眠り運転事故の直前1分間(広島大学大学院 塩見利明教授ら)~
トラック運転者の居眠り運転事故直前に、15秒以内の睡眠「マイクロスリープ」が頻発していることが、広島大学大学院医系科学研究科(広島…
「子ども用車椅子」への理解を ~病気の子の介助に必要(市立ひらかた病院 谷口昌志部長)~
病気の子どもを介助するための「子ども用車椅子」。一般的なベビーカーと見た目は似ており、普段見掛けることが少ないためか、ベビーカーと…
五感の過剰反応「感覚過敏」 ~発達障害と関連か(昭和大学発達障害医療研究所 太田晴久所長)~
感覚過敏とは視覚や嗅覚などの五感が、外からの刺激に対して過剰に反応する状態を指す。うつ病やパニック障害などの精神疾患でも見られる症…
聞こえの衰え、認知症リスク ~加齢性難聴の進行を予防(太田総合病院 欠畑誠治・中耳内視鏡手術センター長)~
加齢で聞こえにくくなると、社会生活に支障を来したり、認知症リスクを高めたりすることが分かっている。しかし現在、年齢とともに聴覚機能…
免疫の誤作動で肝臓に障害 ~自己免疫性肝炎(帝京大学医学部付属病院 田中篤教授)~
自己免疫性肝炎は中年以降の女性などに発症する病気で、近年患者数の増加が報告されている。その背景や治療法について、帝京大学医学部付属…
女性に多い中枢神経系難病 ~再発防止が鍵―視神経脊髄炎スペクトラム障害~
希少疾患(難病)の患者は日本で5万人程度とされている。原因が不明の病気が多い上に、根本的な治療法が確立されていない。その一つである…
けがなく続けるヨガ ~整形外科医が独自開発(整形外科医 井上留美子氏)~
年代を問わず根強い人気のヨガ。しかし、あぐらをかいたり、足を大きく広げたりといったポーズは身体への負担が大きく、実はけがをする人も…
アロマで認知症対策 ~嗅覚障害の改善期待(鳥取大学 浦上克哉教授)~
アロマセラピーは、植物から抽出したオイルの香りを使って心身の健康を促す方法だ。「特定の植物の香りが、アルツハイマー型認知症(AD)…
その不調「脳疲労」かも ~スマホ時間、減らすことから(エミーナジョイクリニック銀座 伊東エミナ院長)~
「やる気が出ない」「いらいらする」「物忘れが多い」「ぐっすり眠れない」といった症状をよく耳にする。このような不調が続くなら、「脳疲…
皮膚病以外の病気でも症状 ~難治性のかゆみ(順天堂大学大学院 冨永光俊先任准教授)~
蚊に刺されて、かゆくて物事に集中できない経験をした人は少なくないだろう。激しいかゆみが続いたり、就寝中にかゆくなったりすれば、生活…
白内障、手術で改善期待 ~40代以上は1度検診を(筑波大学付属病院 大鹿哲郎教授)~
年齢を重ねるほど発症率が上がる白内障。主な原因は加齢で、60歳を超えると発症率が高くなり、70歳代では約8~9割、80歳以上ではほ…
爪白癬と爪乾癬 ~見た目で区別難しい(慶応大学 斎藤昌孝非常勤講師)~
爪白癬(はくせん)と爪乾癬(かんせん)は、ともに爪が濁ることが多い病気だが、見た目だけでは判別しにくい。患者数は爪白癬の方が圧倒的…