一流の流儀 「追い込みの女王」AYA クロスフィットトレーナー

(第8回)食事は大事です
レシピを考え、実践

 大変にスレンダーに見えるAYAさんだが、実は、クロスフィットを始めた頃に、体が大きくなり、ごつくなったことがあった。

 「トレーニング終了後はとにかくすごくおなかがすいて、食べたくなったのです。それで、身体が欲するまま食べていたら、『モデルかよ』と思われるような立派な体格になった。そんな経験もあり、食生活をきちんとするように気を付けています」

 レシピ集を見ると、平日はかなりヘルシーである。エネルギー源に朝食に少なめのご飯や穀類、芋類など糖質、炭水化物を取る。肉や魚などのたんぱく質やプロテインは筋肉のもととして。フレッシュな野菜を多く取るのはビタミン、ミネラル補給。良質なオイルも忘れずに取ることなどがポイントになっている。

 「元気の出る食事を考えたら、自然にヘルシーになりました。トレーナーですから、本来のヘルシーな運動より少しハードなパフォーマンスを追い掛けてきたら、こういう体になりました。食事に関してもストイックといわれるかもしれませんが、トレーナーとしての良いパフォーマンスができることは自信です。『自信』は自分の武器です。自分の行動にトレーナーとしての責任感が表せないようなら、今すぐやめた方がいいと思うのです」

 AYAさんの経験に基づいた食事は、トレーニングとともに体を作るための実践的なお手本だ。ただし、いきなりAYAさんと同じ食生活では無理が多い。夕食だけでも炭水化物を抜いてみるところから始めるのが、AYAさんのお勧めだ。(ジャーナリスト・横井弘海)

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