ファブリー病〔ふぁぶりーびょう〕

 小児期から成人期にかけてゆっくりと進行していく脂質代謝異常症です。X連鎖性劣性遺伝で、男性は早くに発症しますが、女性も発症します。

[原因]
 脂質代謝の酵素の1つが欠損して、おもに血管の細胞のライソゾーム(リソソーム)に脂質が蓄積し、細い血管が徐々につまっていき、血管の流れがわるくなり症状が出ます。

[症状]
 手足に痛みを感じることで始まることが多くみられます。皮膚に小さな赤紫色の皮疹ができたり、汗をかきにくくなるなどの症状もあります。腎臓の障害(参照:腎臓の病気)も出てきます。最初はたんぱく尿血尿のみで症状は目立ちませんが、徐々に腎不全になっていきます。心不全になることもあります。網膜の血管が閉塞したり、難聴になることもあります。

[治療]
 欠損している酵素を静脈注射で補充する治療法が保険適用になりました。早期に治療を開始すれば症状が改善します。手足の痛みにはカルバマゼピンが有効です。腎不全、心不全の治療が必要です。腎不全で透析が必要になってからでは酵素治療の効果はありません。

他の病気について調べる

関連トピックス


厚労省記者クラブから

2018/11/20
ファブリー病治療のための新規酵素(改変型NAGA)の遺伝子治療薬開発に関する uniQure 社とのライセンス契約締結、及び、開発開始についてのお知らせ

公益財団法人東京都医学総合研究所/学校法人明治薬科大学/株式会社アルティフ・ラボラトリーズ

2018/05/30
日本初、ファブリー病経口治療剤 「ガラフォルドカプセル123mg」 新発売

アミカス・セラピューティクス株式会社

横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会