眼球内異物〔がんきゅうないいぶつ〕
眼球内異物は、ハンマーで石をたたいたり、ノミを使っているときに、小さな破片が目に飛入する場合がほとんどです。症状も異物の種類や飛入路などで異なり多様です。眼球内に入るとX線検査やCT検査でその位置が確かめられます。
[治療]
早い時期に手術で異物を摘出する必要があります。鉄片異物は放置されるとサビが出て、鉄イオンが遊離して網膜を傷害し、視力が低下し、角膜が赤茶色に染色します。感染も考え、受傷時より強力に抗菌薬を全身および局所に用いることが必要となります。
[治療]
早い時期に手術で異物を摘出する必要があります。鉄片異物は放置されるとサビが出て、鉄イオンが遊離して網膜を傷害し、視力が低下し、角膜が赤茶色に染色します。感染も考え、受傷時より強力に抗菌薬を全身および局所に用いることが必要となります。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)