眼瞼の外傷〔がんけんのがいしょう〕
とがった物によるものが多いですが、とがっていない物でも起こります。眼瞼は血管が豊富ですから、ちょっとした傷でも出血が多くみられます。
外傷を受けた部位で涙小管(るいしょうかん)断裂、鼻涙管断裂、上眼瞼挙筋断裂などが起こります。涙の通路障害は流涙(りゅうるい)を、上眼瞼の外傷は眼瞼腫脹、眼瞼下垂を起こします。
診断は、外傷の直視下、顕微鏡下での観察、X線検査、涙道内視鏡などでおこないます。
治療は、断裂部位の縫合を各層ごとに、ていねいにおこないます。
外傷を受けた部位で涙小管(るいしょうかん)断裂、鼻涙管断裂、上眼瞼挙筋断裂などが起こります。涙の通路障害は流涙(りゅうるい)を、上眼瞼の外傷は眼瞼腫脹、眼瞼下垂を起こします。
診断は、外傷の直視下、顕微鏡下での観察、X線検査、涙道内視鏡などでおこないます。
治療は、断裂部位の縫合を各層ごとに、ていねいにおこないます。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)