皮膚病の特徴
皮膚病は皮膚の病的変化です。皮膚は外から見えるために、皮膚の病的変化は昔からよく観察されています。したがって、いろいろな皮膚病が知られています。そのなかには、遺伝性疾患や感染症のようにある程度原因のわかっている病気から、湿疹(しっしん)のようにありふれた病気なのに原因のつかめていないものもあります。
また、経過によって皮膚病を急性、慢性に分けることもできます。湿疹やじんましんにも、比較的短期間に治ってしまう急性型と、なかなか治らず、再発をくり返す慢性型があります。皮膚病のかなりのものは慢性に経過し、しつこいものです。
皮膚病には、湿疹や、ほくろのように、皮膚に限られる病気と、全身の病気の一部として皮膚に病変が生じているもの、内臓病変が直接皮膚に波及して皮膚病変を生じたもの、内臓病変の間接的な影響で皮膚病変が生じたり、悪化したものなどがあります。「皮膚は内臓の鏡」ということばがあるように、体内の変化に伴って生じた皮膚の変化が、内臓の病気を教えてくれることを示しています。たとえば、肥満の人で、カンジダ症や毛包(もうほう)炎ができると、糖尿病があることが多いのです。
また、皮膚は人体が外界と接する臓器ですので、しばしば外的刺激が皮膚病の原因、誘因となることがあります。かぶれ(接触皮膚炎)や、やけど(熱傷)がそのよい例です。
また、経過によって皮膚病を急性、慢性に分けることもできます。湿疹やじんましんにも、比較的短期間に治ってしまう急性型と、なかなか治らず、再発をくり返す慢性型があります。皮膚病のかなりのものは慢性に経過し、しつこいものです。
皮膚病には、湿疹や、ほくろのように、皮膚に限られる病気と、全身の病気の一部として皮膚に病変が生じているもの、内臓病変が直接皮膚に波及して皮膚病変を生じたもの、内臓病変の間接的な影響で皮膚病変が生じたり、悪化したものなどがあります。「皮膚は内臓の鏡」ということばがあるように、体内の変化に伴って生じた皮膚の変化が、内臓の病気を教えてくれることを示しています。たとえば、肥満の人で、カンジダ症や毛包(もうほう)炎ができると、糖尿病があることが多いのです。
また、皮膚は人体が外界と接する臓器ですので、しばしば外的刺激が皮膚病の原因、誘因となることがあります。かぶれ(接触皮膚炎)や、やけど(熱傷)がそのよい例です。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)