プロラクチン分泌不全〔ぷろらくちんぶんぴつふぜん〕

 プロラクチン(PRL)は、女性では乳腺の発達や乳汁の産生に必要なホルモンです。血液中のPRL濃度は妊娠期から授乳期にいちじるしく上昇し、この分泌がないと乳汁の出がわるくなります。
 PRLの分泌障害は生命には影響しないため、特に治療はおこなわれません。なお、PRLは男性でも分泌されますが、その役割はまだ不明です。

(執筆・監修:東京女子医科大学 常務理事/名誉教授 肥塚 直美)
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