他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞をシート状にして拡張型心筋症の患者に移植し、心機能の回復を目指す国内初の臨床試験(治験)を大阪大の研究チームが始めることが13日、分かった。年内を目標に、4人の患者に実施する。重症化して心臓移植などが必要な状態になるのを防ぐ狙いがある。
 心臓は全身に血液を送るポンプ機能を担っているが、拡張型心筋症では心筋の収縮力が低下し、心室が拡張する。重症化すると心不全を起こすなどして死亡する危険性があり、心臓移植が必要となる。国内の患者数は数万人と推計されている。 (C)時事通信社