治療・予防

まばたきがしにくくなる =生活に支障も―眼瞼けいれん

 目の周りの筋肉の異常でまばたきがしにくくなる「眼瞼(がんけん)けいれん」は中高年の女性に多く、全国の患者は約30万人と推定されている。精神的にうつ状態に陥り、社会生活に支障を来す場合もあり、「『目をつぶっていたほうが楽』と感じる状況が長く続いたら、注意が必要です」と清沢眼科医院(東京都江東区)の清沢源弘院長は話す。

 ◇自動車運転で危険も
 目の周りには、まぶたを開ける筋肉と、閉じる筋肉があり、両者が交互に働き、無意識のうちにまばたきをしている。ところが、この働きをつかさどる神経に問題が生じると、筋肉の連携がうまくいかなくなり、まばたきがぎごちなくなるのが眼瞼けいれんだ。

 「まぶたがピクピクする病気と思われがちですが、それは片側顔面けいれんという別の病気です。眼瞼けいれんではそのような症状はあまりみられません」と清沢院長は指摘する。多いのは「目を開けているのがつらい」「まぶしい」「しょぼしょぼする」「目が乾く」などの症状で、外見上は「伏し目がち」「眉間に縦じわがある」といった特徴が見られる。

 進行すると目を開けていられなくなり、歩行中や自動車の運転中に危険が及ぶこともあるので注意が必要だ。「大切なのは適切な治療でしっかりと症状をコントロールすること。おかしいなと感じたら、早めに眼科を受診してください」と清沢院長は注意を呼び掛けている。

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