治療・予防

目の不調、画面見過ぎが原因?
広がる「スマホ老眼」

 最近、スマートフォンの使い過ぎによって、若くても近くの物にピントが合いにくくなったり、小さな文字の読み書きがしづらくなったりするなど、老眼に似た症状に悩む人が増えているという。こうした症状は「スマホ老眼」と呼ばれているが、クイーンズ・アイ・クリニック(横浜市)の荒井宏幸院長は「携帯型ゲーム機の長時間使用でも同じ症状が表れます。スマホや携帯型ゲーム機の使い過ぎによる視力調節機能の低下で、特に小さいお子さんは注意が必要です」と指摘する。

 ◇調節機能に悪影響

 目のピント調節機能にはレンズの役目をする水晶体とそれを支える毛様体という筋肉が関係している。遠くを見るときには毛様体筋がリラックスして水晶体が薄くなり、近くを見るときには毛様体筋が緊張して水晶体が厚くなる。

 スマホを見るときは目との距離が近くなり、常に毛様体筋が緊張した状態のため、毛様体筋にかかる負担は大きい。その結果、目のピント調節機能が異常を来し、見たいものにピントが合わなくなるというのがスマホ老眼の仕組みだ。年を重ねることで水晶体が硬くなりピントが合わなくなる老眼とは異なる。悪化すると目の不調だけでなく、肩こりや首の痛み、慢性疲労やうつ病などを引き起こす可能性もあるから軽視できない。

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