治療・予防

意外に知らないじんましん
早期治療が回復の近道

 ▽塗り薬は効果なし

 治療は抗ヒスタミン薬の服用が軸。「じんましんは表皮下の真皮の肥満細胞から放出されるヒスタミンなどの物質によって引き起こされるので、塗り薬では効果は得られません」と石黒准教授。抗ヒスタミン剤を飲むことで不快な症状を抑え、その後のじんましんの発生もかなり抑えることができる。冷たい水や風が原因の寒冷じんましんを除き、氷や保冷剤などで患部を冷やすこともかゆみを抑えるのに有効だ。

 じんましんは治療しないまま放置するほど治りにくくなる。「発症してから早いうちに治療を開始した人ほど、治癒の可能性が高くなることが分かっています。発症して1年以内に治療を行った場合、約6~7割が治癒しますが、1年以上5年未満で約4割、5年以上になると治癒率はさらに下がります」

 病院に行くときに症状が出ていなくても受診をためらう必要はない。ただ、石黒准教授は「医師に見せるため患部の写真を撮っておくとよいでしょう」とアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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