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「睡眠の質」維持で予防 ~糖尿病に伴う腎機能低下(兵庫医科大学糖尿病内分泌・免疫内科学講座 角谷学講師)~
糖尿病の高い血糖値が続くと合併症の一つとして慢性腎臓病になり、人工透析に至る恐れもある。予防には血糖値の管理だけでなく、睡眠の質を…
緑内障のリスクに―高眼圧症 ~目の病気や薬の影響も(ふじもと眼科 藤本竜太郎院長)~
眼圧の数値が正常値より高い高眼圧症は、放置すると緑内障のリスクが伴う。ふじもと眼科(兵庫県西宮市)の藤本竜太郎院長に高眼圧症と緑内…
マスク外すなど状況に応じた工夫を ~コロナで早めの熱中症対策~
5月も終盤となり、最高気温が25度を超える夏日となることも増えてきた。この時期、体が暑さに慣れていないため体調を崩す人も多い。特に新…
痛みなく耳が詰まる感じ―滲出性中耳炎 ~小児から高齢者まで発症(帝京大学医学部付属病院耳鼻咽喉科 伊藤健主任教授)~
滲出(しんしゅつ)性中耳炎は、痛みはないが鼓膜がうまく振動しなくなるため聞こえが悪くなったり、耳詰まりや自分の声が響く感じがしたり…
パーキンソン病患者の運動習慣 ~進行を長期間抑える可能性(京都大学大学院医学研究科臨床神経学 月田和人医師)~
手足の震えに加え、筋肉や関節がこわばる、動作が緩慢になるなどの症状が表れる神経の病気パーキンソン病は人口高齢化に伴い急増している。…
中途失明で最多の原因 ~高齢者の緑内障(奈良井眼科 奈良井章人院長)~
中途失明の原因で最も多い緑内障は70歳以上の重度視覚障害者の4割以上を占め、日常生活への影響は大きい。高齢の緑内障患者の実際につい…
過酷体験反復で心に傷 ~複雑性PTSDの症状(山梨県立北病院 宮田量治院長)~
悲惨な事件や災害などで心身に傷を受ける心的外傷後ストレス障害(PTSD)は一般的に知られるようになったが、過酷な出来事を繰り返し経…
二の腕や背中のざらざら―毛孔性苔癬 ~気になるなら治療を(虎の門病院皮膚科 林伸和部長)~
二の腕や背中、臀部(でんぶ)などの皮膚がさめ肌やおろし器のような状態になる毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は、思春期によく見られ…
腎臓病の人の食生活 ~まず自分の状態を理解(赤羽もり内科・腎臓内科 森維久郎院長)~
腎機能が低下すると、慢性腎臓病(CKD)を発症し、やがて透析治療が必要になる。腎機能を守るためには食生活の見直しが必要だ。赤羽もり…
認知症と共生する社会へ ~宗教家が介護者のケアも(東京都健康長寿医療センター研究所 岡村毅研究副部長)~
人口の高齢化に伴い、認知症患者が増え、2025年には国内65歳以上の高齢者の5人に1人、約700万人に上るとされる。心身の負担が重…
胸のしこり、男性も注意 ~女性だけではない乳がん(国立がん研究センター中央病院腫瘍内科 米盛勧科長)~
女性特有の病気と思われがちな乳がんだが、少数ながら男性の患者もいる。がんが発生する乳腺という組織は男性にもあり、増殖を促す女性ホル…
コロナ感染後に腹痛や発疹 ~子ども特有の新しい病気かも(浜松医科大学医学部付属病院小児科 宮入烈教授)~
新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)した子どもの少数で小児多系統炎症性症候群(MIS―C)という新しい病気が報告されている。医…
中高年はご注意―サルコペニア肥満 ~食事と運動で予防と改善を(東京都健康長寿医療センター研究所 金憲経部長)~
中高年で注意しなければならない肥満は、加齢や運動不足で筋肉量が減少し、筋力や歩行機能が低下する「サルコペニア肥満」だ。東京都健康長…
補聴器でも聞き取りにくい ~治療手段は人工内耳(九州大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 中川尚志教授)~
「声は聞こえているのに何を話しているか聞き取れない」。補聴器を使う高齢者からよく聞かれる悩みだ。九州大学病院(福岡市東区)耳鼻咽喉…
子宮体がんの自覚症状 ~別の部位との混同にも注意(慶応大学病院婦人科 青木大輔教授)~
子宮がんは、入り口付近に発生する子宮頸(けい)がんと、奥の袋状の部分に発生する子宮体がんに分別される。慶応大学病院(東京都新宿区)…
早産児の気管支肺異形成症 ~多くは日常生活に制限なし(大阪母子医療センター新生児科 平田克弥副部長)~
気管支肺異形成症(BPD)は、早産の新生児に特有の肺疾患で、酸素投与や人工呼吸などのサポートが必要となる。「時に在宅酸素療法が必要…
ふとした動作で起こる頸性めまい ~姿勢に注意して予防を(東京医科大学病院整形外科 遠藤健司准教授)~
首を後ろに反らしたり、回転させたりした時に起きる「頸(けい)性めまい」は、あおむけの姿勢で洗髪してもらう時や長時間何かを見上げた時…
食べ物のつかえや嘔吐―食道アカラシア ~内視鏡治療も可能(昭和大学江東豊洲病院消化器センター長 井上晴洋教授)~
食べ物が食道につかえたり、嘔吐(おうと)したりする「食道アカラシア」は最近まで外科手術以外に有効な治療手段がなかったが、内視鏡での…
生活に支障、つらい片頭痛 ~においで誘発する場合も(仙台頭痛脳神経クリニック 松森保彦院長)~
芳香剤など生活の中のにおいで悩む人が増え、中には頭痛に苦しむ人もいる。「においで誘発される頭痛は片頭痛が多いです。患者さんの9割が…
土踏まず内側に痛み ~中高生にも起こる外脛骨障害(足のクリニック表参道 桑原靖院長)~
土踏まずの内側の出っ張りが痛むなら、それは通常では存在しない余分な骨(過剰骨)によって生じる外脛骨(けいこつ)障害かもしれない。そ…
高齢者に大切な嚥下機能 ~生活の改善で好循環に(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 中川量晴助教)~
高齢になると衰える摂食嚥下(えんげ)機能に特化したリハビリテーションの有効性が注目されているが、「日常生活の動作(ADL)」が低下…
多くが無症状の胆石 ~がん化するリスクも(四谷メディカルキューブ 梅澤昭子外科・内視鏡外科部長)~
胆汁に含まれるさまざまな成分が結晶化し、結石ができる胆石症。多くは無症状だが、強い痛みを引き起こすこともある。その原因と治療、日常…
チーム医療でアレルギー患者をサポート ~診療の地域格差をなくす(東京慈恵会医科大学付属第三病院小児科 勝沼俊雄診療部長)~
国民の2人に1人が罹患(りかん)しているアレルギー疾患診療の地域格差をなくそうと、東京慈恵会医科大学付属第三病院(東京都狛江市)小…
高齢者は5年ごとに専門的検診を ~心筋梗塞などの前兆把握~
心臓トラブルの多くは急性心筋梗塞など直ちに生命の危機に直結する。しかし、トラブルの前兆となる軽度の不整脈などについて、継続的に把握…
油断できない前立腺がん
前立腺がんについて、「発症は高齢になってからで、進行も遅い。あまり心配しなくてもいい」と考える人がいるが、中には悪性のものがある。…