ダイバーシティ(多様性)
連載趣旨と略歴
皆さんは「色覚特性」をどこまで理解しているでしょうか。日本では男性の20人に1人が該当し、とても珍しいというわけではありません。にもかかわらず、あまり認知されていません。当事者であっても100%は理解していないケースが多いようです。いったいどういうものなのか。自身も当事者である筆者が、もっとよく知ってほしいとの思いから、目の中の仕組みや色覚特性にまつわるエピソードなどについて語ります。
長瀬 裕紀(ながせ・ゆうき) 1級眼鏡作製技能士。過去に量販眼鏡店に就職するも勉強不足を痛感。修行のため眼科コメディカルとして10年弱勤め、年間3500人以上の目のケアに携わる。認定眼鏡士SS級のプロとして現在は吉祥寺の眼鏡店(グラストリーイカラ https://www.g-ikara.jp/)で勤務し、2022年度から始まった国家資格「眼鏡作製技能士」の試験に合格した。自身の体験談を踏まえた色覚特性のブログが人気を博し、数多くの問い合わせや相談が寄せられている。