ガマ腫〔がましゅ〕 家庭の医学

 舌下腺導管の損傷により、唾液(だえき)が口腔(こうくう)底粘膜の下に貯留してできたものです。見た感じがガマの喉頭嚢(こうとうのう)に似ています。口腔底の前からうしろにかけて片側に発生しますが、大きいものでは中心線を越えることもあります。治療は開窓術や抗悪性腫瘍溶連菌製剤の局所注入療法がおこなわれることが多く、再発することもあります。


【参照】くびの病気:ガマ腫

(執筆・監修:東京大学 名誉教授/JR東京総合病院 名誉院長 髙戸 毅)
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