腎盂・尿管腫瘍〔じんう・にょうかんしゅよう〕
腎盂や尿管のがんで、肉眼的血尿もしくは検査でわかる血尿で発見されることが多いです。膀胱(ぼうこう)がんのある人で、膀胱がんの手術のあとに腎盂や尿管にがんができてくることもあります。逆に、腎盂がんの手術のあとに膀胱がんができることも多いです。
治療は、腎盂がんのみでも尿管がんのみでも、腎臓と尿管および膀胱の一部を切除します(腎尿管摘除術)。これは、腎盂や尿管を一部でも残すと、そこにがんが再発することが多いからです。ただし、一部の症例では尿管の腫瘍の部分を切除する、もしくは腫瘍だけを内視鏡で治療することも可能です。
治療は、腎盂がんのみでも尿管がんのみでも、腎臓と尿管および膀胱の一部を切除します(腎尿管摘除術)。これは、腎盂や尿管を一部でも残すと、そこにがんが再発することが多いからです。ただし、一部の症例では尿管の腫瘍の部分を切除する、もしくは腫瘍だけを内視鏡で治療することも可能です。
(執筆・監修:東京大学大学院医学系研究科 教授〔泌尿器外科学〕 久米 春喜)