鎖骨骨折〔さこつこっせつ〕
転倒などによる肩の側面からの外力により生じます。鎖骨部の腫脹、疼痛(とうつう)、変形がみられ、上肢の挙上が制限されます(腕が上がらない)。X線検査により骨折が診断されます。
中央3分の1の骨折では鎖骨バンドなどによる固定で治療するのが基本ですが、遠位端(肩寄り)の骨折で烏口(うこう)鎖骨靱帯が断裂している場合や、骨片が皮膚を突き破りそうな場合などは手術をおこないます。
中央3分の1の骨折では鎖骨バンドなどによる固定で治療するのが基本ですが、遠位端(肩寄り)の骨折で烏口(うこう)鎖骨靱帯が断裂している場合や、骨片が皮膚を突き破りそうな場合などは手術をおこないます。
(執筆・監修:東京都立広尾病院 院長 田尻 康人)