田尻康人 医師 (たじりやすひと)

東京都立広尾病院

東京都渋谷区恵比寿2-34-10

  • 整形外科
  • 院長

整形外科

専門

手外科、末梢神経外科、上肢外科

田尻康人

田尻康人医師は整形外科全般に詳しいが、中でも手根管症候群や肘部管症候群など手や上肢にしびれや麻痺をきたす神経障害の診断と治療のエキスパート。1998年から東京大学医学部附属病院整形外科末梢神経診のチーフとして外来・手術を担当。2003年からは東京都立広尾病院の整形外科長として末梢神経外科外来を開設し、外傷を中心に手外科や末梢神経の専門外来診療に携わり、事故による損傷の機能再建手術など高度な医療にも対応する体制を確立。2020年に院長就任後は外来診療を中心に行い、後任の川野健一部長をはじめとした手外科・末梢神経外科を専門とする診療グループが他院から専門性の高い医療を必要とする患者の紹介を受け付けている。

医師プロフィール

1961年11月生まれ
1986年3月 東京大学医学部医学科卒業
1986年4月 東京大学医学部附属病院整形外科 医員
1987年7月 亀田総合病院整形外科
1988年7月 国立身体障害者リハビリテーションセンター整形外科
1989年7月 東京都立広尾病院整形外科
1991年1月 東京都立大塚病院整形外科
1992年7月 東京大学医学部附属病院整形外科 助手
1993年7月 東京大学医学部附属病院整形外科 医員
1995年4月 東京大学大学院医学系研究科
1999年3月  同 修了
1999年4月 東京大学医学部附属病院整形外科 助手
2003年1月 東京都立広尾病院整形外科 医長
2005年7月  同 部長
2016年4月 東京都立広尾病院 副院長
2020年4月  同 院長
2022年7月 地方独立行政法人東京都立病院機構 理事(兼務)

所属学会

日本整形外科学会認定整形外科専門医・脊椎脊髄病医・代議員・副理事長、日本手外科学会認定手外科専門医・代議員・理事、日本肘関節学会評議員、日本末梢神経学会評議員、東日本整形災害外科学会評議員・理事、日本リハビリテーション医学会認定臨床医、医学博士

主な著書

『「超」入門 手術で治すしびれと痛み 絞扼性末梢神経障害の診断・手術』特発性前・後骨間神経麻痺(p.57-59),2016年,メディカ出版
『整形外科学テキスト改訂第4版』末梢神経(p.298-316),2017年,南江堂
『今日の治療指針 私はこう治療している』肘部管症候群(p.1066),2017年,医学書院

【論文】
・特発性前骨間神経麻痺の保存治療による回復過程 日手会誌31(6): 930-934, 2015. 
・ロコモティブシンドロームのすべて ロコモティブシンドロームを構成する疾患 肘部管症候群 日本医師会雑誌 第144巻特別号(1):242-245, 2015.
・保存治療でなおす運動期疾患―OAから外傷まで―〈上肢〉手根管症候群 Monthly Book Orthopaedics 28(10):21-25, 2015.
・神経線維束間剥離術 くびれ探索のコツ Peripheral Nerve 26(2):210-212,2015.
・特発性前骨間神経麻痺の神経線維束間剥離術術後の筋力回復過程 日手会誌 32(6):874-879, 2016.
・末梢神経損傷専門外来紹介受診患者からみた静脈穿刺による針刺し症例の検討 日手会誌33(6):889-891,2017.
・末梢神経障害の診断 ポイント解説 整形外科診断の基礎知識 Ⅱ上肢疾患  Monthly Book Orthopaedics 増刊380:105-112,2017.
・上肢末梢神経障害の診断・治療のポイント Loco Cure 4(1) :28-33,2018.
(更新日:2024年3月26日)