ボーエン病〔ぼーえんびょう〕
ボーエン病は、有棘〈ゆうきょく〉細胞がんが表皮のなかにとどまっている状態の病気です。つまり、この状態では転移を起こすことはありませんので、ボーエン病の病変部分をきちんと切除してしまえば、生命の危険はまったくありません。
ボーエン病はからだや手足にでき、境界のはっきりした紅色、褐色(かっしょく)、あるいはそれらがまじり合った色調のわずかに隆起した、そして表面に落屑(らくせつ)や痂皮(かひ:かさぶた)を付着する局面です。何年もかけて少しずつ大きくなります。慢性湿疹などとまちがわれることもあります。
[治療]
手術をしてとってしまうのがいちばんです。大きく切除したり、リンパ節の手術の必要はありません。早期に専門医を受診してください。
ボーエン病はからだや手足にでき、境界のはっきりした紅色、褐色(かっしょく)、あるいはそれらがまじり合った色調のわずかに隆起した、そして表面に落屑(らくせつ)や痂皮(かひ:かさぶた)を付着する局面です。何年もかけて少しずつ大きくなります。慢性湿疹などとまちがわれることもあります。
[治療]
手術をしてとってしまうのがいちばんです。大きく切除したり、リンパ節の手術の必要はありません。早期に専門医を受診してください。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)