基底細胞がん〔きていさいぼうがん〕
基底細胞がんは、小さな落屑(らくせつ)性の小丘疹(きゅうしん)、あるいは表在性びらん面としてあらわれ、しだいにまわりにひろがっていきます。触れると局所がかたくなっています(表在性扁平型)。
もう一つは、もっともしばしば経験するもので、顔に多く、いぼ状の小結節としてあらわれて、しだいにその中心部は潰瘍化して、辺縁は堤防状に隆起してきます(結節潰瘍型)。
また、日本人ではこれが黒色あるいは黒褐色に着色していることが多く、これを色素性基底細胞がんと呼んでいます。
痛みやかゆみの自覚症状はほとんどの場合ありません。この皮膚がんの経過は一般に良好で、めったに内臓には転移しません。しかし放置しておくと、皮膚の深くまで浸潤(しんじゅん)し、軟骨や骨を破壊します。
[治療]
外科的に手術・切除が基本です。深くなるタイプでは十分に深くまでとってしまうことが大切です。専門医受診が必要です。
もう一つは、もっともしばしば経験するもので、顔に多く、いぼ状の小結節としてあらわれて、しだいにその中心部は潰瘍化して、辺縁は堤防状に隆起してきます(結節潰瘍型)。
また、日本人ではこれが黒色あるいは黒褐色に着色していることが多く、これを色素性基底細胞がんと呼んでいます。
痛みやかゆみの自覚症状はほとんどの場合ありません。この皮膚がんの経過は一般に良好で、めったに内臓には転移しません。しかし放置しておくと、皮膚の深くまで浸潤(しんじゅん)し、軟骨や骨を破壊します。
[治療]
外科的に手術・切除が基本です。深くなるタイプでは十分に深くまでとってしまうことが大切です。専門医受診が必要です。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)