治療の目標

 糖尿病はいまのところ薬ですぐ根治しうる病気ではなく、薬物の力を借りることも借りないこともありますが、自分でコントロールしていく病気です。
 治療の目標は、良好な血糖コントロールを長期間にわたって維持し、網膜症、腎症、神経障害などの慢性合併症や糖尿病に併発しやすい動脈硬化症の発症、進行を抑えることにあります。
 その結果、糖尿病をもっていても、糖尿病をもたない人と変わらない生活の質(QOL:quality of life)を保ち、寿命をまっとうすることができれば、治療の目標は達成できたといえます。
 そのためにはどのような治療が必要なのでしょうか。糖尿病はインスリンの作用の不足にもとづいて起こる病気ですから、体内のインスリンを十分に節約し、インスリンの効きかたを高めるような治療がなによりも有効です。このような目的にかなう方法が、食事療法と運動療法です。
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