巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)〔きょさいぼうせいどうみゃくえん(そくとうどうみゃくえん)〕

 比較的高齢者にみられ、最近増加してきたリウマチ性多発筋痛症と同様の病気とされていますが、欧米人に比較して巨細胞性動脈炎を伴う日本人は多くはありません。男女比は1対1.7とやや女性に多くみられます。側頭動脈(頭の外側にある動脈)がしばしば傷害されることから、側頭動脈炎ともいわれます。
 発熱、体重減少、頭痛などがみられますが、もっとも重要な症状は視力の低下です。進行すると失明することがあるので、早期に副腎皮質ステロイドで治療します。
 また、肩甲部の痛みやこわばり、腰痛などリウマチ性多発筋痛症と同様な症状がみられることがあります。側頭部に拡張した側頭動脈を触れ、押すと痛みます。
 検査でみられる異常所見は赤沈亢進(こうしん)とCRP(C-reactive protein)の上昇です。診断は、側頭動脈の生検による病理組織学的検査によります。
 治療薬はステロイド、免疫抑制薬が用いられます。
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