デューリング疱疹状皮膚炎〔でゅーりんぐほうしんじょうひふえん〕
上下四肢伸側に好発しますが、全身にひろがっていることも少なくありません。特徴は、出没をくり返す環状の滲出性紅斑(しんしゅつせいこうはん)の辺縁に沿って、微細な小水疱(すいほう)形成がみられることです。そのため環状の紅斑の上に小水疱が並んでいて、難治性で、皮疹の出没をくり返しているときに、本症を考えるべきです。そのうえ、かゆみが続くことが特徴です。
また、本症では腸疾患、特にグルテン不耐症の併発が問題にされています。このため、小腸粘膜の萎縮、リンパ球浸潤(しんじゅん)をみるものがあるといわれています。
[治療]
DDS(diaminodiphenyl sulfone:ジアフェニルスルホン)が有効です。副腎皮質ステロイド内服も有効とされています。
また、本症では腸疾患、特にグルテン不耐症の併発が問題にされています。このため、小腸粘膜の萎縮、リンパ球浸潤(しんじゅん)をみるものがあるといわれています。
[治療]
DDS(diaminodiphenyl sulfone:ジアフェニルスルホン)が有効です。副腎皮質ステロイド内服も有効とされています。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)