東京消防庁は18日までに、今年の救急隊の出動件数が2年連続で過去最多を更新し、年間で90万件を超える見通しだと発表した。年末年始は忘年会や新年会などでの急性アルコール中毒や餅を詰まらせたことによる窒息が増える傾向にあるとして、注意を促すとともに、119番の適正利用を呼び掛けている。
 同庁によると、17日時点の救急出動件数は、前年同期比4万4679件増の87万8690件(速報値)で、過去最多だった昨年の年間87万2075件を上回った。
 119番件数も前年同期比6万2212件増の105万6964件(同)で、現在の集計方法に変わった2014年以降最多を更新した。
 新型コロナウイルスインフルエンザの流行で発熱の救急要請が相次いだほか、人の往来が活発になったことで交通事故や飲酒に伴う事故などが多かったという。
 同庁は救急隊を増やすなどして対応しているが、現場到着が遅れると命を救えなくなる恐れがあると説明。複数の電話機で通報すると回線が混み合うとして、「一つの電話機でかけ続けて」と呼び掛けている。
 救急相談センター(#7119)についても受付体制を強化しているといい、「救急車を呼ぶか迷ったら相談してほしい」としている。 (C)時事通信社