赤穂市民病院(兵庫県赤穂市)で2019年に起きた手術中の医療事故を巡り、虚偽の報告書を作成したとして、県警捜査1課などは3日、有印公文書偽造・同行使の疑いで、執刀医だった40代男性=依願退職=と上司の50代医師ら3人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
書類送検容疑は、19年10月に行われた70代女性患者の首の骨を削る手術で、40代男性が誤って頸髄(けいずい)を損傷させたのに、50代医師が執刀したとする報告書を作成し、提出した疑い。
2人は今年5月、この事故について業務上過失傷害容疑で書類送検されたが、神戸地検姫路支部が9月、いずれも不起訴処分とした。 (C)時事通信社
医療事故で虚偽報告容疑=元執刀医ら書類送検―兵庫県警
(2024/10/03 20:24)