漢方をDXするVARYTEXが累計2.1億円を資金調達 PKSHAアルゴリズム2号ファンド他5社の支援によりAI×漢方・未病事業を強化
VARYTEX株式会社
VARYTEX(ヴァリテックス)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:平野喜一郎)は、PKSHAアルゴリズム2号ファンド(PKSHA Technology CapitalとMK Capitalが共同運営)をリードインベスターとして、NES株式会社、モバイル・インターネットキャピタル株式会社、有限会社エム・エス・インベストメント、SMBCベンチャーキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、プレシリーズAにおける1.6億円、シードラウンドからの累計で2.1億円の資金調達を実施したことをお知らせします。 ※PKSHAアルゴリズム2号ファンド https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000022705.html
■資金調達の目的と背景
当社は、2022年12月にシードラウンド資金調達を実施し、「漢方診断支援ソフトウェア」の開発やユーザーとなる医師のモニター検証、パートナー企業とのマーケティングリサーチなどを進めてまいりました。
臨床現場における「漢方薬を適正かつ安全に使用したいというニーズ」は非常に高く、大学病院や産婦人科クリニックでのユースケースを中心に製品のアップデートを重ねてまいりました。
今回の資金調達は、「漢方診断支援ソフトウェア」のプログラム医療機器(SaMD)薬事承認や各種試験、大量の臨床データ獲得や、プロダクトのさらなる性能向上等に使用することを目的としています。
■AIで進化する「漢方診断支援ソフトウェア」
「漢方診断支援ソフトウェア」とは、医師が患者ごとの「証(体質・状態)」に応じて適正かつ安全に漢方薬を使用するための漢方診断支援用プログラム医療機器(SaMD)※1及び非医療機器などのプロダクトの総称です。
当社は、日本東洋医学会※2との共同開発事業協定書に基づき、本プロダクトを開発しておりますが、漢方専門医が診断・処方する際のアルゴリズムは、属人的及び流派によって異なる傾向がありました。そのため、漢方医学特有の理論体系に基づく「漢方本来の効果」を検証することが難しく、エビデンス確立のボトルネックになっていました。
当社の「漢方診断支援ソフトウェア」は、非専門医の漢方治療サポートにとどまらず、漢方専門医の業務支援や研究サポートにも役立つ製品になっています。そのため、当社プロダクトの利用を通して、膨大なデータを収集し、AIの力で迅速に解析・利用できる体制を整えることが可能となります。
今回の資金調達では、世界でも有数のAIを強みとする企業の方々にご支援いただくことになりました。これまで漢方は1000年以上の時間をかけて発展してきましたが、当社が提供する最先端テクノロジーの力によって、より一層スピーディーに進化を遂げ、漢方・未病事業の社会実装を加速化するべく事業を進めてまいります。
■『漢方業務支援ソフトウェア KAMPO365works』の正式販売に向けて
これまで試験的に販売を進めてきた非医療機器『漢方業務支援ソフトウェア KAMPO365works』を本年5月末に正式発売する予定です。『KAMPO365works』は、「漢方診断支援ソフトウェア」の医療機器承認に先立ち、厚生労働省医薬・生活衛生局の「プログラムの医療機器該当性に関するガイドライン」に沿って非医療機器として開発したプロダクトです。実際に漢方治療を取り入れている医師や薬剤師の声を反映し、主に業務支援の観点で開発を進めてまいりました。今後もUI・UXのアップデートなど、より一層のカスタマーサクセスを実現するべく、周辺環境を整備してまいります。
本件に関する詳細は5月末の正式販売に合わせてご案内させていただきます。
■漢方の未来を作る社員を募集中
当社では、さらに事業を拡大していくため、理念に共感し、強い当事者意識を持つメンバーを募集しています。採用特設サイトを立ち上げていますのでぜひご覧ください。
採用特設サイト https://www.wantedly.com/companies/varytex
■主な投資家からのコメント
合同会社PKSHA Technology Capital パートナー 海老原秀幸氏
この度、VARYTEX社のプレシリーズAラウンドにリードインベスターとして参加させていただきました。
VARYTEX社の強みは、長年にわたる漢方に関する見識や専門医とのネットワークと最新テクノロジーの融合を可能にするチームの総合力にあると考えています。特に漢方理論とAIの相性はよく、飛躍的な事業拡大や進化が期待できます。今後は、本ファンドの母体となるPKSHA Technologyや松尾研究所のAI実装における知見を活かしてVARYTEXの成長を後押ししていく予定です。
【企業概要】
合同会社PKSHA Technology Capital (https://pkshacapital.com)
所在地 東京都文京区
設立 2018年12月
NES株式会社 パートナー 石川智明氏
前回のシードラウンドに続き、本ラウンドでも参加させていただきました。1年近く支援を続けていくなかで、VARYTEXの事業とチームが成長していることを目の当たりにしてきました。何よりも、他社には容易に参入できないビジネスモデルやアライアンス体制こそが、追加投資を決めた最大の理由です。また、ユーザーとなる医師やステークホルダーとの会話の中で、同社に対する期待やニーズに触れ、あらためて事業の成長に対する期待を高めています。
【企業概要】
NES株式会社 (https://nes-vc.com/)
代表取締役 今川信宏
所在地 東京都港区
設立 2019年7月
■代表取締役CEO(最高経営責任者)平野喜一郎 メッセージ
この度、プレシリーズAラウンドにおける資金調達を完了しました。ご支援いただいたベンチャーキャピタル・投資家の皆様には、馴染みのない漢方業界について、深くご理解いただき感謝申し上げます。また、プロダクト開発に際して、ご協力いただいた医師・薬剤師の方々にもあらためて御礼を述べさせていただきます。
本事業を進めれば進めるほど、非常に多くの期待が当社に寄せられていることを実感します。日本の財産である漢方という伝統医学と、AIなど最先端テクノロジーが交わる当社プラットフォームは、「宝の山」ではないかというお言葉をよくいただきます。
この「宝の山」から、本当の価値を発掘・社会実装し、一人でも多くの人々の健康と幸せに貢献できるサービスを提供してまいります。
■会社概要
会社名: VARYTEX株式会社 (英文 VARYTEX Inc.)
所在地: 〒106-0032 東京都港区六本木3丁目4−24 六本木足立ビル1階
設 立: 2021年3月31日
資本金: 116,917,730円
代 表: 代表取締役CEOファウンダー 平野喜一郎
U R L : https://www.varytex.co.jp
※1 プログラム医療機器(SaMD:Software as a Medical Device)とは、デジタル技術を利活用して診断や治療を支援するソフトウエアとその記録媒体を含むものを指します。汎用コンピューターや携帯情報端末などにプログラムをインストールして使用します。
※2 一般社団法人日本東洋医学会(www.jsom.or.jp)は、東洋医学(漢方・鍼灸・生薬・日本医学)に関する研究の発表等を通じ、東洋医学の進歩普及に貢献し、学術文化発展に寄与することを目的とした日本唯一・最大の学術団体です。日本医学会の分科会加盟学会の一つであり、日本専門医機構が認定する「漢方専門医」の試験や認定も行なっています。
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VARYTEX(ヴァリテックス)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:平野喜一郎)は、PKSHAアルゴリズム2号ファンド(PKSHA Technology CapitalとMK Capitalが共同運営)をリードインベスターとして、NES株式会社、モバイル・インターネットキャピタル株式会社、有限会社エム・エス・インベストメント、SMBCベンチャーキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、プレシリーズAにおける1.6億円、シードラウンドからの累計で2.1億円の資金調達を実施したことをお知らせします。 ※PKSHAアルゴリズム2号ファンド https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000022705.html
■資金調達の目的と背景
当社は、2022年12月にシードラウンド資金調達を実施し、「漢方診断支援ソフトウェア」の開発やユーザーとなる医師のモニター検証、パートナー企業とのマーケティングリサーチなどを進めてまいりました。
臨床現場における「漢方薬を適正かつ安全に使用したいというニーズ」は非常に高く、大学病院や産婦人科クリニックでのユースケースを中心に製品のアップデートを重ねてまいりました。
今回の資金調達は、「漢方診断支援ソフトウェア」のプログラム医療機器(SaMD)薬事承認や各種試験、大量の臨床データ獲得や、プロダクトのさらなる性能向上等に使用することを目的としています。
■AIで進化する「漢方診断支援ソフトウェア」
「漢方診断支援ソフトウェア」とは、医師が患者ごとの「証(体質・状態)」に応じて適正かつ安全に漢方薬を使用するための漢方診断支援用プログラム医療機器(SaMD)※1及び非医療機器などのプロダクトの総称です。
当社は、日本東洋医学会※2との共同開発事業協定書に基づき、本プロダクトを開発しておりますが、漢方専門医が診断・処方する際のアルゴリズムは、属人的及び流派によって異なる傾向がありました。そのため、漢方医学特有の理論体系に基づく「漢方本来の効果」を検証することが難しく、エビデンス確立のボトルネックになっていました。
当社の「漢方診断支援ソフトウェア」は、非専門医の漢方治療サポートにとどまらず、漢方専門医の業務支援や研究サポートにも役立つ製品になっています。そのため、当社プロダクトの利用を通して、膨大なデータを収集し、AIの力で迅速に解析・利用できる体制を整えることが可能となります。
今回の資金調達では、世界でも有数のAIを強みとする企業の方々にご支援いただくことになりました。これまで漢方は1000年以上の時間をかけて発展してきましたが、当社が提供する最先端テクノロジーの力によって、より一層スピーディーに進化を遂げ、漢方・未病事業の社会実装を加速化するべく事業を進めてまいります。
■『漢方業務支援ソフトウェア KAMPO365works』の正式販売に向けて
これまで試験的に販売を進めてきた非医療機器『漢方業務支援ソフトウェア KAMPO365works』を本年5月末に正式発売する予定です。『KAMPO365works』は、「漢方診断支援ソフトウェア」の医療機器承認に先立ち、厚生労働省医薬・生活衛生局の「プログラムの医療機器該当性に関するガイドライン」に沿って非医療機器として開発したプロダクトです。実際に漢方治療を取り入れている医師や薬剤師の声を反映し、主に業務支援の観点で開発を進めてまいりました。今後もUI・UXのアップデートなど、より一層のカスタマーサクセスを実現するべく、周辺環境を整備してまいります。
本件に関する詳細は5月末の正式販売に合わせてご案内させていただきます。
■漢方の未来を作る社員を募集中
当社では、さらに事業を拡大していくため、理念に共感し、強い当事者意識を持つメンバーを募集しています。採用特設サイトを立ち上げていますのでぜひご覧ください。
採用特設サイト https://www.wantedly.com/companies/varytex
■主な投資家からのコメント
合同会社PKSHA Technology Capital パートナー 海老原秀幸氏
この度、VARYTEX社のプレシリーズAラウンドにリードインベスターとして参加させていただきました。
VARYTEX社の強みは、長年にわたる漢方に関する見識や専門医とのネットワークと最新テクノロジーの融合を可能にするチームの総合力にあると考えています。特に漢方理論とAIの相性はよく、飛躍的な事業拡大や進化が期待できます。今後は、本ファンドの母体となるPKSHA Technologyや松尾研究所のAI実装における知見を活かしてVARYTEXの成長を後押ししていく予定です。
【企業概要】
合同会社PKSHA Technology Capital (https://pkshacapital.com)
所在地 東京都文京区
設立 2018年12月
NES株式会社 パートナー 石川智明氏
前回のシードラウンドに続き、本ラウンドでも参加させていただきました。1年近く支援を続けていくなかで、VARYTEXの事業とチームが成長していることを目の当たりにしてきました。何よりも、他社には容易に参入できないビジネスモデルやアライアンス体制こそが、追加投資を決めた最大の理由です。また、ユーザーとなる医師やステークホルダーとの会話の中で、同社に対する期待やニーズに触れ、あらためて事業の成長に対する期待を高めています。
【企業概要】
NES株式会社 (https://nes-vc.com/)
代表取締役 今川信宏
所在地 東京都港区
設立 2019年7月
■代表取締役CEO(最高経営責任者)平野喜一郎 メッセージ
この度、プレシリーズAラウンドにおける資金調達を完了しました。ご支援いただいたベンチャーキャピタル・投資家の皆様には、馴染みのない漢方業界について、深くご理解いただき感謝申し上げます。また、プロダクト開発に際して、ご協力いただいた医師・薬剤師の方々にもあらためて御礼を述べさせていただきます。
本事業を進めれば進めるほど、非常に多くの期待が当社に寄せられていることを実感します。日本の財産である漢方という伝統医学と、AIなど最先端テクノロジーが交わる当社プラットフォームは、「宝の山」ではないかというお言葉をよくいただきます。
この「宝の山」から、本当の価値を発掘・社会実装し、一人でも多くの人々の健康と幸せに貢献できるサービスを提供してまいります。
■会社概要
会社名: VARYTEX株式会社 (英文 VARYTEX Inc.)
所在地: 〒106-0032 東京都港区六本木3丁目4−24 六本木足立ビル1階
設 立: 2021年3月31日
資本金: 116,917,730円
代 表: 代表取締役CEOファウンダー 平野喜一郎
U R L : https://www.varytex.co.jp
※1 プログラム医療機器(SaMD:Software as a Medical Device)とは、デジタル技術を利活用して診断や治療を支援するソフトウエアとその記録媒体を含むものを指します。汎用コンピューターや携帯情報端末などにプログラムをインストールして使用します。
※2 一般社団法人日本東洋医学会(www.jsom.or.jp)は、東洋医学(漢方・鍼灸・生薬・日本医学)に関する研究の発表等を通じ、東洋医学の進歩普及に貢献し、学術文化発展に寄与することを目的とした日本唯一・最大の学術団体です。日本医学会の分科会加盟学会の一つであり、日本専門医機構が認定する「漢方専門医」の試験や認定も行なっています。
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(2024/04/17 13:00)
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