官民連携、新しい介護予防の取り組み「ずっと元気!プロジェクト」ジョージ・アンド・ショーンがプロジェクト参画とサービスの提供開始
ジョージ・アンド・ショーン株式会社
愛知県豊田市とオンラインを活用した高齢者の認知症予防およびコミュニティの創出を推進
この度、高齢者認知機能推定AI「Cognivida」を用いたヘルスケアサービスを提供しているジョージ・アンド・ショーン株式会社(本社:東京都渋谷区・代表取締役:井上憲、以下G&S)は、愛知県豊田市(市長 太田 稔彦、以下「豊田市」)がソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用し取り組む、官民連携介護予防事業「ずっと元気!プロジェクト」に参画、G&Sが開発し運用しているオンラインツールを活用したシニア向けのフレイル/認知症予防およびコミュニティの創出を推進するサービスの提供を6月1日(土)より開始いたしました。 豊田市は、本事業を通して高齢者の健康寿命延伸と共に介護給付金の削減を目指しており、G&Sは今回の参画とサービスの提供を通じて、豊田市にお住まいの高齢者の方々の認知症に係る健康課題の緩和と、コロナ流行以降減少傾向にある社会参加へ機会やきっかけ、コミュニティの創出に寄与してまいります。
高齢化と認知症の現状と社会参加と今後の展開
高齢化は世界各国の課題ですが、特に欧米やアジア圏を中心に深刻な問題です。日本は既に超高齢化社会へ急進しており国全体における大きな社会課題です。2012年における認知症有病者数は462万人となり、2040年には約2倍の953万人、2060年には1,154万人になると予測されています。割合でみると、65歳以上のうち認知症を発症している人は15%ですが、2025年には20%を超え65歳以上の4人に1人が発病、2060年には3人に1人が発病すると予測されています。※1
また、65歳以上の高齢者のうち年間1回以上社会活動に参加した方の割合は51.6%といった調査結果も出ており、約半数の方が不参加の現状です。コロナ禍で外出制限があった中、対面でのコミュニケーションが「減った」という回答は60%を超えましたが、そのうち約30%の方が非対面のコミュニケーションのきっかけとなったとも回答しています※2。オンラインの活用は、対面接触に抵抗がある、健康課題で家から出られないなどといった方でも社会活動やコミュニティへの参加が可能となります。G&Sは高齢者の方が健康で長く、安心して暮らせる都市づくりをしていくことをミッションとして、高齢者認知症の社会課題解決に向けて、健康寿命延伸のためのサービス開発と提供を続けてまいります。
※1 厚生労働省老健局 令和元年6月20日 「認知症施策の総合的な推進について」
※2 内閣府 「令和5年版高齢社会白書」
「ずっと元気!プロジェクト」参画背景
豊田市は、団塊の世代の後期高齢化、いわゆる2025年問題に対してこれまでも重点施策と位置付け取り組んでいますが、新型コロナウイルス感染症の影響による高齢者の外出機会の減少、また、コロナフレイルとも呼ばれる新型コロナウイルスで自宅に閉じこもりがちになり心身が衰えることによる、介護リスクの上昇を喫緊の課題と受け止め、早急に予防施策に取り組む必要があると考え「ずっと元気!プロジェクト」事業を展開していました※1。
G&Sは、愛知県の支援※2を受け、同県が実施する産学行政連携の研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期(2022~2024)」に、藤田医科大学と連携して参画しています。同事業では、オンラインで会話する際の表情や視線の情報を基に認知情動機能を評価するシステムの開発を進めています。また、その成果の社会実装を目的として、愛知県が推進する「あいちデジタルヘルスプロジェクト」の取り組みのひとつである「オンラインを活用した高齢者の社会的交流支援」にも、藤田医科大学と連携して参画しています。
今回、社会実装に向けた実証フィールドとして豊田市に協力をお願いしたことをきっかけに、同市が実施する「ずっと元気!プロジェクト」の枠組みに課題解決の一助としても参画することとなりました。
※1 https://www8.cao.go.jp/pfs/jirei/toyota01.pdf
※2 愛知県「健康長寿社会形成ビジネスモデル創出調査事業」において、藤田医科大学とのマッチング支援を受けました。
G&Sの役割
インタラクティブなコミュニケーションが生じる「社会参加促進サービス」、新しい生活様式を踏まえた「コミュニティ」のテーマに対して、オンラインを活用した認知症予防コミュニティの創出と、サービス利用時のデータ(目線・韻律・リアクションアワーなど)をもとにした、AIで認知機能を推定することによる介護予防費削減の検証。
1. 高齢者が残りの人生において満足感・充足感を感じられるコンテンツや繋がり、健康促進の提供。
2. 本サービス利用時のデータをもとにAIで認知機能を推定およびMCIを早期検知し、当該サービスの利用による要介護・要支援認定リスクの低減。
提供サービスの概要、内容
PCやタブレット、スマートフォンを利用したオンラインサービス(体験教室・講習・交流会)を通じて、オンライン上で講師の方や全国の同年代/同趣味の方と会話したり、複数人で一緒にイベントに参加したりなど多用なコミュニケーションを楽しむことができます。また、地域に根差した講師の方の人選やコンテンツの開発にも注力していきます。
サービス利用時のデータ(目線・韻律・リアクションアワーなど)をもとにAIで認知機能を推定し、本サービス利用による介護予防費削減の検証も行います。デジタルデバイスに耐性がない高齢者でも扱いやすいようUI/UXの最適化も行っています。
ずっと元気!プロジェクトとは
ソーシャルインパクトボンド(SIB)を用いて、高齢者の将来的な要介護・要支援認定リスクを低減し、豊田市における介護費削減を実現する。
SIB:官民連携の投資スキーム。地方自治体が民間企業に事業委託する際に、サービスの成果に基づいて、報酬額を変動させる。あらかじめ金額が決まっている委託事業等とは異なり、成果を上げれば対価も大きくなるため、民間事業者側にもサービスの質を上げる動機が生まれる。
ずっと元気!プロジェクト 担当者コメント
豊田市役所 地域振興部 藤岡支所 地域振興担当 中村様
藤岡南地区高齢者クラブを通じて参加者を募集。参加者には初対面の方もいたが、グループでタブレット操作をしながらコミュニケーションを図ることができた。また、参加者は体験を通じてタブレット操作ができるようになり、楽しいと感じるとの意見もあった。
ジョージ・アンド・ショーン株式会社
「少しだけ優しい世界を創ろう。」をビジョンに掲げ、なくしもの防止&見守りタグ兼アプリの「biblle(ビブル)」の開発・販売や、biblleのコアとなるテクノロジーである、ビーコンテクノロジーや、AIを活用し、認知症/MCI 早期検知サービスの開発など様々な社会課題解決のための開発を行う。社員の多くが兼業での活動をしており、新しいスタイルの起業を体現し、メディアへの露出も多い。海外への出展や、ピッチコンテストにも積極的に参加し、数々の賞を受賞。この世界に暮らす人々が、少しだけ優しくなれるために、ジョージ・アンド・ショーンは事業を展開していきます。
主な事業展開
・biblle(ビブル) ビーコン位置情報見守りタグ/アプリ
・施設360°(シセツサンロクマル) 高齢者施設向け位置情報見守り&生活習慣管理システム
・Cognivida(コグニヴィーダ) 生活習慣データを利用した脳の認知機能推定AIサービス
・hulali(フラリ) 「地球の歩き方」と「ハワイ州観光局」公認のハワイトラベルアプリ
・KYOUDOKO(キョウドコ) 小田急電鉄株式会社との共同事業の地域コミュニティアプリ
代表:井上憲
本社所在地:〒151-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階
電話番号(代表):03-3405-7230
ウェブサイト:https://george-shaun.com/
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愛知県豊田市とオンラインを活用した高齢者の認知症予防およびコミュニティの創出を推進
この度、高齢者認知機能推定AI「Cognivida」を用いたヘルスケアサービスを提供しているジョージ・アンド・ショーン株式会社(本社:東京都渋谷区・代表取締役:井上憲、以下G&S)は、愛知県豊田市(市長 太田 稔彦、以下「豊田市」)がソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用し取り組む、官民連携介護予防事業「ずっと元気!プロジェクト」に参画、G&Sが開発し運用しているオンラインツールを活用したシニア向けのフレイル/認知症予防およびコミュニティの創出を推進するサービスの提供を6月1日(土)より開始いたしました。 豊田市は、本事業を通して高齢者の健康寿命延伸と共に介護給付金の削減を目指しており、G&Sは今回の参画とサービスの提供を通じて、豊田市にお住まいの高齢者の方々の認知症に係る健康課題の緩和と、コロナ流行以降減少傾向にある社会参加へ機会やきっかけ、コミュニティの創出に寄与してまいります。
高齢化と認知症の現状と社会参加と今後の展開
高齢化は世界各国の課題ですが、特に欧米やアジア圏を中心に深刻な問題です。日本は既に超高齢化社会へ急進しており国全体における大きな社会課題です。2012年における認知症有病者数は462万人となり、2040年には約2倍の953万人、2060年には1,154万人になると予測されています。割合でみると、65歳以上のうち認知症を発症している人は15%ですが、2025年には20%を超え65歳以上の4人に1人が発病、2060年には3人に1人が発病すると予測されています。※1
また、65歳以上の高齢者のうち年間1回以上社会活動に参加した方の割合は51.6%といった調査結果も出ており、約半数の方が不参加の現状です。コロナ禍で外出制限があった中、対面でのコミュニケーションが「減った」という回答は60%を超えましたが、そのうち約30%の方が非対面のコミュニケーションのきっかけとなったとも回答しています※2。オンラインの活用は、対面接触に抵抗がある、健康課題で家から出られないなどといった方でも社会活動やコミュニティへの参加が可能となります。G&Sは高齢者の方が健康で長く、安心して暮らせる都市づくりをしていくことをミッションとして、高齢者認知症の社会課題解決に向けて、健康寿命延伸のためのサービス開発と提供を続けてまいります。
※1 厚生労働省老健局 令和元年6月20日 「認知症施策の総合的な推進について」
※2 内閣府 「令和5年版高齢社会白書」
「ずっと元気!プロジェクト」参画背景
豊田市は、団塊の世代の後期高齢化、いわゆる2025年問題に対してこれまでも重点施策と位置付け取り組んでいますが、新型コロナウイルス感染症の影響による高齢者の外出機会の減少、また、コロナフレイルとも呼ばれる新型コロナウイルスで自宅に閉じこもりがちになり心身が衰えることによる、介護リスクの上昇を喫緊の課題と受け止め、早急に予防施策に取り組む必要があると考え「ずっと元気!プロジェクト」事業を展開していました※1。
G&Sは、愛知県の支援※2を受け、同県が実施する産学行政連携の研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期(2022~2024)」に、藤田医科大学と連携して参画しています。同事業では、オンラインで会話する際の表情や視線の情報を基に認知情動機能を評価するシステムの開発を進めています。また、その成果の社会実装を目的として、愛知県が推進する「あいちデジタルヘルスプロジェクト」の取り組みのひとつである「オンラインを活用した高齢者の社会的交流支援」にも、藤田医科大学と連携して参画しています。
今回、社会実装に向けた実証フィールドとして豊田市に協力をお願いしたことをきっかけに、同市が実施する「ずっと元気!プロジェクト」の枠組みに課題解決の一助としても参画することとなりました。
※1 https://www8.cao.go.jp/pfs/jirei/toyota01.pdf
※2 愛知県「健康長寿社会形成ビジネスモデル創出調査事業」において、藤田医科大学とのマッチング支援を受けました。
G&Sの役割
インタラクティブなコミュニケーションが生じる「社会参加促進サービス」、新しい生活様式を踏まえた「コミュニティ」のテーマに対して、オンラインを活用した認知症予防コミュニティの創出と、サービス利用時のデータ(目線・韻律・リアクションアワーなど)をもとにした、AIで認知機能を推定することによる介護予防費削減の検証。
1. 高齢者が残りの人生において満足感・充足感を感じられるコンテンツや繋がり、健康促進の提供。
2. 本サービス利用時のデータをもとにAIで認知機能を推定およびMCIを早期検知し、当該サービスの利用による要介護・要支援認定リスクの低減。
提供サービスの概要、内容
PCやタブレット、スマートフォンを利用したオンラインサービス(体験教室・講習・交流会)を通じて、オンライン上で講師の方や全国の同年代/同趣味の方と会話したり、複数人で一緒にイベントに参加したりなど多用なコミュニケーションを楽しむことができます。また、地域に根差した講師の方の人選やコンテンツの開発にも注力していきます。
サービス利用時のデータ(目線・韻律・リアクションアワーなど)をもとにAIで認知機能を推定し、本サービス利用による介護予防費削減の検証も行います。デジタルデバイスに耐性がない高齢者でも扱いやすいようUI/UXの最適化も行っています。
ずっと元気!プロジェクトとは
ソーシャルインパクトボンド(SIB)を用いて、高齢者の将来的な要介護・要支援認定リスクを低減し、豊田市における介護費削減を実現する。
SIB:官民連携の投資スキーム。地方自治体が民間企業に事業委託する際に、サービスの成果に基づいて、報酬額を変動させる。あらかじめ金額が決まっている委託事業等とは異なり、成果を上げれば対価も大きくなるため、民間事業者側にもサービスの質を上げる動機が生まれる。
ずっと元気!プロジェクト 担当者コメント
豊田市役所 地域振興部 藤岡支所 地域振興担当 中村様
藤岡南地区高齢者クラブを通じて参加者を募集。参加者には初対面の方もいたが、グループでタブレット操作をしながらコミュニケーションを図ることができた。また、参加者は体験を通じてタブレット操作ができるようになり、楽しいと感じるとの意見もあった。
ジョージ・アンド・ショーン株式会社
「少しだけ優しい世界を創ろう。」をビジョンに掲げ、なくしもの防止&見守りタグ兼アプリの「biblle(ビブル)」の開発・販売や、biblleのコアとなるテクノロジーである、ビーコンテクノロジーや、AIを活用し、認知症/MCI 早期検知サービスの開発など様々な社会課題解決のための開発を行う。社員の多くが兼業での活動をしており、新しいスタイルの起業を体現し、メディアへの露出も多い。海外への出展や、ピッチコンテストにも積極的に参加し、数々の賞を受賞。この世界に暮らす人々が、少しだけ優しくなれるために、ジョージ・アンド・ショーンは事業を展開していきます。
主な事業展開
・biblle(ビブル) ビーコン位置情報見守りタグ/アプリ
・施設360°(シセツサンロクマル) 高齢者施設向け位置情報見守り&生活習慣管理システム
・Cognivida(コグニヴィーダ) 生活習慣データを利用した脳の認知機能推定AIサービス
・hulali(フラリ) 「地球の歩き方」と「ハワイ州観光局」公認のハワイトラベルアプリ
・KYOUDOKO(キョウドコ) 小田急電鉄株式会社との共同事業の地域コミュニティアプリ
代表:井上憲
本社所在地:〒151-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階
電話番号(代表):03-3405-7230
ウェブサイト:https://george-shaun.com/
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(2024/07/01 14:00)
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