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「外反母趾」の予防と治療=大切な靴選び

 ◇靴店に計測器

 靴店のサービスも進化し、最近では足型計測器を設置する店舗もある。靴を脱いで計器盤上に立つだけで足底の長さと足囲、体重がどこに強くかかるかが分かり、お勧めの商品まで瞬時に判定する。計測時間はわずか10秒という手軽さが人気だ。

 イオン・ダイエー系列の靴店「グリーンボックス」は、一部の店舗で足型計測器を導入している。イオン品川シーサイド店の笹沢幸信店長によると、外反母趾の女性に限らず、計測目的で来店する人が増えているという。

 「私たちは医療従事者ではなく、靴を販売するプロという立場です。判定結果を基にアドバイスはしますが、機器で判定したインソールを使ったからといって、足の悩みが解消するとは断言できません。足底のどこに重心がかかるのか、自分の足の癖を知って靴選びの参考にしていただければ、と思います」

 最近は、シューフィッターといい、足に関する基礎知識と靴を合わせる技能を習得し、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を販売する専門家がいる靴店もある。正式なシュ-フィッターの認定機関には足と靴と健康協議会や東靴協会などがある。

 足と靴と健康協議会では、シューフィッターの認定者検索ができるようになっている、一人で靴を選ぶのが不安な人は、相談してみるとよいだろう。(ソーシャライズ社提供)


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