医学部・学会情報

第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会

ご挨拶

 2025年9月27日(土)・28日(日)の2日間にわたってパシフィコ横浜ノースにて第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)を開催させていただきます。本学会が横浜で開催されるのは、当教室前任の主任教授の梅村 敏横浜市立大学名誉教授が会長として2014年11月21日(金)・22日(土)に横浜市開港記念会館にて第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会を開催してから11年振りとなります。

 2028年に創立100周年を迎える横浜市立大学の掲げる「伝統と革新の、その先へ」とも連動した「心腎代謝連関の研究と臨床:伝統と革新の、その先へ」を今回CVEM2025のテーマとし、CVEMとそれを取り巻く幅広い最先端の基礎・トランスレーショナル・臨床研究を取り上げます。高齢化の進展と相まって近年著しい増加傾向にある高血圧糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの代謝疾患、脳心血管病、腎臓病は互いに影響し合って共通の病態基盤を形成しており、一体的に“心腎代謝連関病”として捉え、各病態に対する個別的対応とともに包括的対応による病態連関制御が重要であると考えられます。この増大しつつある“心腎代謝連関病”は、“フレイル・転倒・認知症”とも関連しています。そこで、CVEM2025は、これらを克服して健康長寿のさらなる向上を図るため、様々な臓器による心血管内分泌代謝の恒常性維持機構と破綻病態を見渡してともに検討し、CVEMの将来像も含めて議論する領域横断的な総会にしたいと思います。

 このように、CVEM2025では「高齢化社会の心腎代謝連関病に対する未病からの基礎研究-ICT/IoT/EHR/PHR/RWD/AI利活用-診療連携体制構築へのシームレスな研究展開を軸に健康長寿向上を図る!」ことをめざします。そのため、CVEM2025では“心腎代謝連関病”と“フレイル・転倒・認知症”の両者の制御を見据え、プログラムは、心血管内分泌代謝領域及び医工連携領域を包含した特別企画・講演、シンポジウム、ワークショップ、口演・ポスターセッション、YIA、協賛セミナーを設ける予定です。特に次世代を担う若手には、奮って演題を応募していただければ幸いです。夜景のイルミネーションもまばゆい横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜ノースで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。多くの会員の皆様の御参加と演題登録をお待ちしています。皆様のご指導をいただきたく、何卒宜しくお願い申し上げます。


                                   2025年4月吉日


  会長:田村 功一(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授 横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長)

 副会長:石上 友章(横浜市立大学附属病院 循環器内科 教授)第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会

田村 功一会長

田村 功一会長

開催概要

会期:2025年9月27日(土)・28日(日)

会場:パシフィコ横浜 ノース

テーマ:心腎代謝連関の研究と臨床:伝統と革新の、その先へ

会長:田村 功一(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授

        横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長)

副会長:石上 友章(横浜市立大学附属病院 循環器内科 教授)

事務局長:小豆島 健護(横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 講師)

Webサイトhttps://www.m-toyou.com/cvem2025/

プログラム案

特別講演 柳沢 正史先生(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)

シンポジウム 「代謝研究から覗く心・腎・内分泌疾患」

       「生体内システム連関から病態を把握する」

       「医工連携」

高峰譲吉賞・高峰譲吉研究奨励賞受賞講演

YIA候補講演

一般口演

ランチョンセミナー

モーニングセミナー 等




医学部・学会情報