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再評価したい「三角食べ」
過食や血糖値の乱れを改善

 ▽一汁三菜を意識

 池田医師らが日本食をさまざまな角度から科学的に検証したところ、摂取カロリーの50~60%はご飯などの炭水化物から取ることが日本食の特徴だという。一汁三菜にすることで、よりバランスの取れた食事になる。

 一汁三菜とはご飯、主菜1品、副菜2品、汁物で構成され、主菜には魚や肉、副菜には野菜が使われることが多い。汁物はみそ汁であれば、発酵食品であるみそに具が加わるため多品目の食品を摂取できることになる。ご飯を先に食べると血糖値が上昇しやすいので、葉物野菜などの副菜から食べ始め、主菜とご飯、汁物を交互に食べる三角食べを行うとよい。箸でつまめる量をゆっくりよくかんで食べると、満腹感を得やすい。

 池田医師は「毎食が一汁三菜でないと駄目だと考えると負担になりやすいので、外食をするなら一汁三菜を意識して定食を選ぶようにして、家庭では休日などに料理を楽しむ気持ちで試してみてください」としている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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