現状と考えかた
年齢によっても異なりますが、日本の女性全体では、出産数と中絶数の合計を妊娠の数とすると、妊娠した女性の約15%が人工妊娠中絶をおこなっており、既婚女性の約4分の1が人工妊娠中絶を経験しているといわれています。
避妊が妊娠を避けるための手段であるのに対し、人工妊娠中絶は望まない妊娠のとき、または妊娠を継続できない事情がある場合に、子宮内に妊娠が成立したあと胎児を子宮外に排出して妊娠を終了させるものです。子どもを望んでいないのならば避妊を徹底し、できるかぎり人工妊娠中絶を避けるべきです。
もしも不幸にして人工中絶手術に至った場合、二度と中絶手術を受けなくてすむよう、パートナー(夫)とよく相談し避妊の方法を見直すことが大切です。
年齢(歳) | 出産数A | 中絶数B | 中絶選択率 B/(A+B)% |
---|---|---|---|
<20 | 8,778 | 13,588 | 61% |
20~24 | 77,023 | 40,408 | 34% |
25~29 | 233,754 | 31,437 | 12% |
30~34 | 334,906 | 31,481 | 9% |
35~39 | 211,021 | 28,887 | 12% |
40~44 | 51,258 | 14,508 | 22% |
45~49 | 1,591 | 1,388 | 47% |
50≦ | 69 | 44 | 39% |
全年齢 | 918,400 | 161,741 | 15% |
厚生労働省平成30年度人口動態調査と平成30年度衛生行政報告例より作成 |
避妊が妊娠を避けるための手段であるのに対し、人工妊娠中絶は望まない妊娠のとき、または妊娠を継続できない事情がある場合に、子宮内に妊娠が成立したあと胎児を子宮外に排出して妊娠を終了させるものです。子どもを望んでいないのならば避妊を徹底し、できるかぎり人工妊娠中絶を避けるべきです。
もしも不幸にして人工中絶手術に至った場合、二度と中絶手術を受けなくてすむよう、パートナー(夫)とよく相談し避妊の方法を見直すことが大切です。