国内初のAI技術を応用した5つの検査と専門医による診断サービスを1台のデジタル顕微鏡で行える検査システム『ベトスキャン　イマジスト』を発売

ゾエティス・ジャパン株式会社
AIとデジタル技術で院内検査業務を効率化

ゾエティス・ジャパン株式会社（本社：渋谷区代々木、代表取締役社長：加藤　克利、以下「ゾエティス」）は、2024年6月12日に国内初となるAI技術を応用した血液塗抹検査および専門医による細胞診の検査システム『ベトスキャン イマジスト』を発売します。



『ベトスキャン　イマジスト』でスキャンした血液塗抹標本の画像データをAIが10分前後で解析します。従来の顕微鏡観察の時間軽減の実現や院内で複数人が検査を実施している場合には、評価の均一化につながります。従来のCBC検査による定量的な評価に加え、AIで白血球、血小板、多染性赤血球などの識別を行い血液塗抹の定性的な評価をすることができ、院内における血液検査をサポートします。

細胞診の従来の検査フローでは検査結果の取得に数日～１週間程度の日数を要していましたが、『ベトスキャン イマジスト』でスキャンした細胞診標本の画像データを獣医病理学専門医が最短２時間で診断から検査結果のレポート作成まで行います。この１台で様々な採取検体を検査することが可能となります。

『ベトスキャン イマジスト』は、検体サンプルを高画質にデジタル化する機能を搭載し、迅速で正確な分析を提供します。この機能は、院内で検査画像を共有する場合にも有効的です。

『ベトスキャン イマジスト』発売にあたり、代表取締役社長の加藤克利は次のように述べています。
「当検査システムは、診断事業ビジネスにおいて、AI技術及び世界各国の病理学者による診断と知見の取得を可能とする、業界初の革新的な新製品です。ゾエティスは動物用医薬品業界のグローバルリーダーとして様々な活動を行っています。予測、予防、診断、治療を通した総合的なアプローチである「獣医療の連続性」はゾエティスのみが持つ強みですが、今回の発売は弊社の取り組みを加速する大きな弾みとなります。これからも業界をリードし、動物の健康を守ることでその先にいらっしゃるご家族、社会全体に貢献していく活動をしていきます。」



今後、『ベトスキャン イマジスト』は他の診断領域においても使用できるオールインワン検査システムとして展開していく予定です。年内中にフィーカル検査、皮膚検査、尿検査も行えるよう目指しております。検査項目が増えることで、獣医療の業務効率化やコスト削減に貢献することを願っております。

【製品概要】
製品名：ベトスキャン イマジスト
発売日：2024年6月12日
主な特徴：
1. 血液塗抹検査をAIが約10分で解析し、レポートを作成
2. AIで解析した診断を獣医病理学専門医が評価（アドオンレビュー）
3. 最短2時間で獣医病理学専門医が細胞診を評価
製品価格：300万円（税抜き）
製品お問い合わせ先：TEL 0120-317955（お客様窓口 ガイダンス後１.）

【ゾエティスについて】
ゾエティスは、動物用医薬品の開発・製造・販売を行う世界的なリーディングカンパニーです。コンパニオンアニマル、いわゆる犬や猫などのペット用の医薬品と、ライブストック、すなわち、牛豚鶏などの畜産用の
医薬品や動物用ワクチンなどを扱っています。加えて、遺伝子検査や診断検査など様々なサービスを
提供しています。全世界に14,100人以上の従業員を擁し、100ケ国以上の獣医師、畜産業の
お客様のニーズにお応えする優れた製品を提供しています。2023年度は85億ドルの総収益に到達し、フォーチュン500に選出されました。詳細については、下記を参照してください。
（グローバル）https://www.zoetis.com/ （日本法人）https://www2.zoetis.jp/
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（2024/06/12 10:00）