ノロウイルスの季節=下痢や嘔吐、基本は手洗い
◇帰宅後や調理前に注意
帝京大学医学部附属病院の冬室純子看護師長
吐いた物や下痢による排せつ物には、大量のウイルスが含まれているし、便座周辺に飛散したり使用者の手に付着する。このため水で薄めた塩素系漂白剤など次亜塩素酸を浸したペーパータオルで便座や周辺だけでなく、使用者が触るレバーや蛇口などをよく拭き、その後に流水とせっけんでよく手を洗う。
予防としてはトイレ使用後はもちろん、「外出先からの帰宅後や調理前、食事の前には同様の手洗いを心掛けることが重要だ」と冬室師長は強調する。その上で「都道府県や市町村によっては、家庭で可能なノロ対策をホームページ(HP)などで紹介している。まずは地元自治体のHPを確認してほしい」と話している。
(2018/01/07 16:26)